5年くらい前にFreeBSDのインストール時のデフォルトのXが XFree86 3.x から 4.2 になったとき, XFree86 3.3.6 が動いていた手元のマシンのXのアップグレードをどうやっていいかわからずに,結局入れ換えないまま終ってしまったときとは違って,今回は /usr/port/UPDATING に手順が示され,私のような素人でも何とかなりそうだったので挑戦してみました.
基本的にはXとXに依存するportsすべてを portupgrade -a で入れ換えるだけ.簡単です.ただし,ちょっとだけ前作業と後作業,それから注意事項あり,という感じでしょうか.
[前作業]
- ports tree を最新のものにcvsupし,INDEXも作っておく.
- portupgrade を portupgrade-devel に入れ換え.
- 環境変数 XORG_UPGRADE を yes に設定.
- libXft を最初に upgrade (portupgrade -Rf libXft)
[本作業]
- portupgrade -a
[後作業]
- pkg_delete xorg-manpages\*
- /usr/X11R6 に残っているものを /usr/local に移し,symlink を張るため "sh /usr/ports/Tools/scripts/mergebase.sh" を実行.
基本的にはこれだけです.(詳しくは /usr/port/UPDATING をよく読んでね. 20070519のところです)
MLにもレポートされていたように,私の場合も一度の portupgrade -a では済まず,何度か繰り返し行いました.最後まで残ってしまったportもあり,手順が逆になりますが, symlink が張られてからやり直したら再インストールできました.また,これだけだと X が立ち上がらなかったので,users-jp を参考に,x11-drivers/xorg-drivers と x11-fonts/xorg-fonts を ports からインストール.また, xorg.conf には手を加えませんでしたが問題なく動きました. あと gstreamer が入っている場合は,もう少し手順が増えるので,UPDATING を読んで確認してください.
私の場合, portupgrade -a を何度かやり直したこともあって,丸2日ほどの時間が掛かってしまいました.
[7/22/2007 追記]
7/3/2007に portupgrade が portupgrade-devel の内容を取り込んで 2.3.1 になったので、最新の portupgrade を使っている人は portupgrade-devel にする必要がなくなっています。
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