適応検査を受けてきました。
言われていたとおり、混雑している受付には寄らずに2階に上がり、直接眼科の屈折矯正外来受付へ。視力検査や眼圧検査などひととおり受けたあと、廊下で医師の診断を待っていると、もう1度やりたい検査があるので、と再び検査室へ。検査後、廊下で待っていると再度の呼び出し。さらに検査をしたいという。今度は別室(一般外来)にある同種の機械で行うのだとか。やな感じ。
その後、執刀医師の所見と診察。医師の話によると、オーブスキャンという角膜の形状を解析する検査で、
円錐角膜らしき症状が認められるらしい。しかし、別の機械でやるとソレは見当たらないそうで、最初の検査器をリブートしてもう1度検査をしたいと。結果、やはり
円錐角膜が見られるという結論に。LASIKは
円錐角膜を非常に早く進行させる場合があるとのことで、LASIK非適応との判断になりました。
しかし、
円錐角膜でも
フェイキックIOL(有水晶体眼内レンス)という方法は可能だそうで、こちらを前提に話を進めることに。
フェイキックIOLはLASIKのように角膜を削るのではなく、角膜と水晶体(正確には虹彩)の間に人工レンズを埋め込むことで矯正する方法です。通常は角膜と水晶体がそれぞれレンズの働きをしているわけですが、その間に人工の第3のレンズを置く、というイメージです。
いろいろ調べると、レンズを取り外せば元に戻せる、というのがLASIKに対する利点のようですが、歴史がLASIKより浅いため、長期の症例がなく(最長でも10年くらい)、また症例数自体も少ないということです。あとは両眼同時の手術ができないとか、値段が高い(たぶんレンズの価格が高いのだと思う)というのも敷居を高くしていますね。
こちらの病院では、
フェイキックIOLの場合は適応検査の他に術前検査2回、担当医および看護師からの説明・オリエンテーションを1回行うそうで、1回目の術前検査は今日でも良い、ということだったので早速受けることにしました。サイプレジンという薬で目の調整力を無くすのですが、2〜3日効果が持続するそうです。これで週末まで老眼状態。これはこれでなかなか興味深い体験でした。帰宅途中、駅の掲示など遠くはほぼ普通に見えるのですが、ケータイの画面を見ようとすると眼鏡を外さないと文字が読めない。手元の文字を読むときに眼鏡を外すのは、まさにおじいちゃん、おばあちゃんが新聞を読むときにやるアノ仕草そのものです。
さて、次回の検査は約一週間後です。また報告します。